いよいよ今日(19日)は韓国大統領選挙の日である。
選挙というのは不思議なもので、人々の心の反映の結果がそれなりに現れるものである。
お隣の日本から眺めてみても、韓国の状況は大変なものがあるようだ。
一番の問題は若者の就職難の問題、その次は南北対話の問題だろう。
これらの韓国の問題は、同時に日本の問題でもある。
最近NHKスペシャルで、世界のワーキングプアの問題が取り上げられていたのテレビで見た。
中国やインドなどの発展途上国を生産拠点にする企業が増える中で、先進国で働く人々の仕事がどんどんなくなってきているようなのだ。
これまでは一部の製造業だけの問題であったものが、一般のホワイトカラーに至るまで、ワーキングプア問題が広がってきているようである。
グローバル化という御旗を掲げて、企業は利益を確保するために人を切り捨て、働く意味を人から奪っている。
確かに企業が生き残ることも大切だろうが、やはり地域との関わりを持ち続けてゆく視点が欠けすぎてはいないだろうか?
あと10年もすれば、中国やインドの物価が上がり、形勢は逆転し、グローバリズムの負の遺産に再び苦しむことになることは明白である。
このような状況の中で私たちは、何を指標に生きていけばいいのかがわからなくなっている。
目の前のことしか信じられない社会になりつつある。
指標はなくとも、大切なことだけは忘れてはいけない。それは、人と人との関わりが社会そのものであるという点である。
テレビやインターネットから入る情報だけで社会を判断してはいけない。自分が動いて社会を感じて、問題を解決してゆくことが大切ではないだろうか。
私たち日本人はいろいろと考えていても、それをはっきりと他人に言うことをためらう傾向がある。このような性質は、世界的に見ても珍しい民族性だと思うが、内向的な思考方法は、悪くすれば内にストレスをためやすい。
世界的に起きている問題は、日本でも確実に進行している問題であり、それに気づこうとしない政府や行政の態度に、人々は半分失望しているように思う。


